青木玉さんの着物

wkudoh2006-05-31


あこがれる着物ビトといえば、何人も思い
浮かびますが、中でもとりわけ惹かれるのは
幸田文さんです。


その娘である青木玉さんの新刊が出ました。
「着物あとさき」。祖父、露伴の愛用した
羽二重の羽織を色抜きし、染めて新たな
着物に仕立て直したり。
文さんが「とりあへず」と書いた箱には
綸子や縮緬の白生地。手元にいつでも染めて
仕立てられるよう、気に入った白生地を
準備されていたそう。


何ごとにも始末のよい幸田家ならではの
エピソードに、一枚の布に込められた家族の
歴史と愛情を感じます。

 ラ・ベットラ・ペル・トゥッティ

wkudoh2006-05-27


今日も日本橋は雨です。一日、家にこもって
仕事してました。雨のおかげでお出かけしたい
気持ちも萎えて、はかどりました(笑)


がんばったご褒美というと大げさですが、
おいしいお料理をがっつり食べたくて出かけて
きました。
老舗がひしめく日本橋。和食のイメージが
強いのですが、実はイタリアンの名店も
多いのです!


銀座の有名店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の
姉妹店が、日本橋三井タワー地下にあります。
「ラ・ベットラ・ペル・トゥッティ」です。


土曜日のせいか、女性客やカップルが目立ちます。
予約せずにすんなり入れました。銀座のお店は
「日本一予約の取れないイタリア料理店」だそう
ですが・・・ラッキー♪


カツオのカルパッチョモッツァレラチーズ
トマトソースのパスタときて、メインには沖縄の
アグー豚と大根のグリル。香ばしい豚肉とアンチ
ョビソースがからまり、絶妙です。しっかりした
味に満足。


お料理の出るタイミングが若干、遅いのと店内が
少し騒がしいのが気になりましたが、十分に及第点
でしょう。
立ち飲みのバールも隣接してました。今度は仕事
帰りにふらっと立ち寄ってみたいです。

 今年の夏は、煙管の雨

wkudoh2006-05-26



いただいた葉書を見て、一目惚れでした。
染色家、小倉充子さんの今年の個展です。


上前には煙草盆と煙管。肩と袖にも煙管、煙管、煙管…
「煙管の雨」が降ってます。


そう。歌舞伎をお好きな方にはたまらない、
江戸一番の伊達男、助六の名台詞です!
江戸っ子小倉さんならではの大胆なデザインに
ほれぼれします。


小倉さんの作品と出会ってから二年。ようやく
お願いすることができました。
しかも、型染めなので自分好みに色を遊ばせて
いだだけるとのこと!


煙草盆の黒が私には少々、きつかったので渋い
茶に変えてもらったり、煙管の吸い口部分の色も
ビビッドな黄色から抑えた色にしてもらったり。
いろいろと相談しながら決めるのも、お誂えの
楽しみです。


「煙管の雨」以外にも、縞のしじら織に朝顔
散らしたり、両国の風景を描いたり。江戸らしい
粋な浴衣が並びます。
今年の夏、袖を通せば江戸時代までそのまま歩いて
行けそうです。


今年は小倉さんの個展以外にも、気になる個展が
あります。
イラストレータ松尾たいこさんが浴衣や和雑貨
手がけられたそう。
谷中で5月30日から始まります。
「なか志まや」さんと着物デザイナー、芝崎るみさんとの
コラボ企画でもあるそうです。
これは必見ですぞ!!!

 にんべんとユニクロがコラボ!?

wkudoh2006-05-25


「にんべん」さんといえば、江戸時代から続く
鰹節のおたなです。その老舗がユニクロ
コラボTシャツを作ってます!!


「鰹節一筋」。踊るカツオに男気を
感じます(笑)


でも、すでに売り切れなんですね。残念!
ニホンバシだと、小津和紙さんもありました。


これ以外にも養命酒木村屋のあんぱん
なんてTシャツもあって、楽しいです(笑)
これからも、どんどん意外なことにチャレンジ
してください!

 本好きのためのトートバッグ考

wkudoh2006-05-24


いつも本を2、3冊は持ち歩いています。
仕事で使う本、趣味で読む本、さらには資料、パソコン
などを入れるともうバッグはお腹いっぱいです。
昔、女子高生だったころ、教科書をぎゅうぎゅう詰めた
鞄を「ブタ・カバン」と呼んで忌み嫌っていましたけれ
ども、ブタどころかゾウを持ち歩いているような状態
です(笑)


なんとか、かわいくて、丈夫で、軽くて、本も資料もたく
さん入るトートバッグはないかな?と探していたときに
出会ったのがこの「hobby book tote」でした。
図書館に行くときに持つトートというコンセプトで作られた
とのことで、ポケット部分にはメガネ、しおり、万年筆が
プリントされています!


これまで、サブのバッグには、NY最大の本屋さん
Strand Book Storeのトートバッグ(先日の日経新聞
土曜日版でNYの人気おみやげ第1位!)を使ってましたが
この新顔も加わっていくらでも本が持ち歩けそうな勢い
です。


本好きは、トートバッグ好き!!!


今や確信を持っています。たとえば、みつばちトートさんの
「トートブック」は実際の図書館で使われているもので、とても
使いやすそう!


それから、中目黒の古本屋さんCOW BOOKSさんの
「Book Vender Tote Bags」もおしゃれです。プロ仕様って
ところもそそられます。
かわいいを追求するなら、イエデロバさんの「図書館バッグ」
素敵です。


洋服ならトートバッグもよいのですが、キモノを着たら
風呂敷ってのもありかもしれないですね。
なんて。本を運ぶのが目的なのか、トートバッグを持つ
のが目的なのか?
 
本末転倒な悩みもまた楽しいです(笑)

 東京の真ん中です!!

wkudoh2006-05-23


とうとうあの雑誌が特集してくれました!
そうです。「散歩の達人」6月号は日本橋
人形町」特集なのです!!!

(当然、日本橋の本屋さんでは山積みです・笑)

日本橋。東京の、思い切って大げさに言っちゃうと、
つまりは日本の真ん中が、どんな町なのか、みなさん
ご存じでしょうか。

そんなコトバで始まる特集は地元民もびっくりの
充実ぶりです。
よくまあ、こんな横道、裏道まで・・・と人形町
魅力を余すところなく伝えてくれます。


キモノ好きとしては、呉服屋さんの情報が少ない
のが残念でしたが、おいしい情報はたくさんあり
ます。
たとえば、親子丼で有名な玉ひでさん。とっても
おいしいのですが、いつも行列ができています。
なんとか行列しないで食べることはできないのか?
そんな裏技まで載ってます。


歴史と伝統のある町、日本橋ですが、東京でも
屈指の再開発地帯でもあります。
誌面では学生さんたちが街づくりに参加している
「日本橋学生工房」の活動も紹介されてました。
どんどん素敵な街になってほしいと思います。
願わくば、キモノ散歩が似合う街に!