青木玉さんの着物

wkudoh2006-05-31


あこがれる着物ビトといえば、何人も思い
浮かびますが、中でもとりわけ惹かれるのは
幸田文さんです。


その娘である青木玉さんの新刊が出ました。
「着物あとさき」。祖父、露伴の愛用した
羽二重の羽織を色抜きし、染めて新たな
着物に仕立て直したり。
文さんが「とりあへず」と書いた箱には
綸子や縮緬の白生地。手元にいつでも染めて
仕立てられるよう、気に入った白生地を
準備されていたそう。


何ごとにも始末のよい幸田家ならではの
エピソードに、一枚の布に込められた家族の
歴史と愛情を感じます。