今年の夏は、煙管の雨
いただいた葉書を見て、一目惚れでした。
染色家、小倉充子さんの今年の個展です。
上前には煙草盆と煙管。肩と袖にも煙管、煙管、煙管…
「煙管の雨」が降ってます。
そう。歌舞伎をお好きな方にはたまらない、
江戸一番の伊達男、助六の名台詞です!
江戸っ子小倉さんならではの大胆なデザインに
ほれぼれします。
小倉さんの作品と出会ってから二年。ようやく
お願いすることができました。
しかも、型染めなので自分好みに色を遊ばせて
いだだけるとのこと!
煙草盆の黒が私には少々、きつかったので渋い
茶に変えてもらったり、煙管の吸い口部分の色も
ビビッドな黄色から抑えた色にしてもらったり。
いろいろと相談しながら決めるのも、お誂えの
楽しみです。
「煙管の雨」以外にも、縞のしじら織に朝顔を
散らしたり、両国の風景を描いたり。江戸らしい
粋な浴衣が並びます。
今年の夏、袖を通せば江戸時代までそのまま歩いて
行けそうです。
今年は小倉さんの個展以外にも、気になる個展が
あります。
イラストレーター松尾たいこさんが浴衣や和雑貨を
手がけられたそう。谷中で5月30日から始まります。
「なか志まや」さんと着物デザイナー、芝崎るみさんとの
コラボ企画でもあるそうです。
これは必見ですぞ!!!