きもので春の日本橋散歩♪


ずいぶんとご無沙汰してしまって、ごめんなさい。ばたばたしておりました。
少し余裕ができたので、こちらもゆるゆる更新してまいります。


というわけで、久しぶりの着物&日本橋の話です。2007年3月12日〜
3月20日の「東京発 日本ファッション・ウィーク」というイベントに合わせ、
日本橋でも「きもので日本橋」が開かれます。


期間中、きもので日本橋にいらした方には様々な特典があります。これが
すごいのです。日本橋が誇るお店の数々で、お買い物&ご飲食された方には・・・


■鰹節問屋「にんべん」オリジナル手ぬぐいプレゼント
■江戸扇子「伊場仙」記念品
■呉服「竺仙」お膳掛プレゼント
■手ぬぐい「ちどり屋」ミニほうきストラップ
■軍鶏料理「玉ひで」親子丼半額
■呉服「ころもや」全商品10%オフ
■江戸工芸生活用品「戸田屋商店」全商品10%オフ


どうですか!?他にもたくさんのお店が参加しています。日本橋に着物の
方々があふれるのかと思うと、楽しみです。玉ひでさんの親子丼は特に
絶品ですので、ぜひ!!!

 mongami+hagire=rebirth

wkudoh2006-09-06


少し前になります。新潟は十日町の織り元、きはだやさん
からお電話がありました。


「紋紙をもらったのですが、これで何かやってみませんか?」


紋紙は、ジャガード織の際に使われる、いわば、デザインの
データが詰まったディスクのようなもの。紋紙により、柄が織り
出されます。十日町でも、もうジャガード織は残すところ1軒に
なってしまったそうで、その織り元さんから、捨てる運命になった
昭和30年ごろの紋紙をわけていただいたそうなのです。

おりしも、この夏、新潟県で開催されている3年に一度の
アートの祭典「越後妻有トリエンナーレ2006」がもうすぐ
開幕するというときでした。
きはだやさんでは、これを使って何か展示して、キモノの
ことを少しでもアピールしたいとお考えのようでした。


二つ返事で引き受けていました(笑)


もちろん、何をするあてもありませんでしたが、真楽の方々に
ご相談して、作品製作にご協力いただけることに!
トリエンナーレの開幕まで、もう時間があまりありませんでした。
あわただしいなか、できる限りのことをして作り上げた作品が
これです。コンセプトノートを転載します。

mongami+hagire=rebirth

 ここ十日町では、昔からさまざまな布が作られて
きました。大切に織られ、染められ、旅立っていき
ます。

 でも、十日町に残されたのが、このハギレたち。
職人さんたちが、試しに柄を織ったり、色を置いたり、
そんな苦労の跡が残る布です。
 着物にはなれなかった、小さなハギレたちですが、
美しさではひけを取りません。

 そして、今はもう使われなくなってしまった紋紙。
ハギレを集め、縫い、通し、紋紙とともに再生しました。

 銘仙、紬、襦袢地、白生地・・・さまざまなハギレが
息を吹き返し、自由になって紋紙の上を踊ります。
 その奔放な姿を楽しんでください。

 それは、布ひいては着物本来の姿なのですから。
 
 
         KIMONO真楽 team mongami


歴史ある、きはだやさんの家屋の吹き抜けに、生まれ
変わった紋紙をみることができます。夕方から夜。灯火が
紋紙の模様を透過するさまは本当にきれいです。

展示は今週末までのようです。よかったら、お立ち寄り
ください。

 せともの市始まりました!

wkudoh2006-08-07


すっかり、ご無沙汰してしまって、すみません・・・
梅雨明けして、浴衣の季節本番ですね。


今年も暑さを吹き飛ばす熱い「せともの市」が今日から
人形町で始まってます。


夜9時まで開いているので、ついつい会社帰りに
立ち寄っては何か買ってしまいます。


3年前から買い続けているのは、大正時代の印判の
お皿。骨董屋さんで見ると1000円以上はする
ものが、このお店では500円なのです。普段使いに
ぴったりで、面白い柄があると財布の紐が緩みます。


他にも、砥部や織部、沖縄の焼き物や漆器、江戸
切り子、ステンレスのカトラリー・・・器好き、雑貨
好きにはたまらないお店が軒を連ねてます。


9日まで3日間開催されているので、また通って
しまいそうです(笑)

 野際陽子さんのキモノ・・・

リケンのノンオイルマヨネーズのCM。
野際陽子さんがグリーン系紬?で出演されて
いらっしゃるんですが、もしかしてこれって

志村ふくみさんのキモノ??

すごい気になります・・・

 チェルノブイリの子供たち

おきぬやさんのHPで、こんなお知らせを見つけました。

チェルノブイリ子ども基金』へ、いらなくなった浴衣や着物を寄付してみませんか?

チェルノブイリの事故から今年で20年。現地では
まだ、被爆の後遺症で甲状腺ガンや白血病の子供たちが
少なくありません。
チェルノブイリ子ども基金』さんでは、そんな子供
たちへの支援をされているそうです。

なぜ、浴衣や着物?と思いましたが

サナトリウムにいる子どもたちは日本文化や日本語に大変興味をもっており、着物や浴衣も喜んで着たがるそうです。

日本人として、とても嬉しいです。今度のお休み、
私も箪笥の整理をしてみようと思います!

 柚木さんの半巾帯

wkudoh2006-06-26



大好きな作家さんのひとり、柚木沙弥郎さん
とても、キモノや帯は手が出ませんが、
インテリアに使えるようにと小巾染布を
手がけられていらっしゃいます。


以前、そのあまりにかわいい布に惚れ込み
写真の柄を名古屋帯に仕立ててみたりして、
柚木ワールドを楽しんでいました。
その小巾染布の生地を薄くして、半巾帯に
仕立てたとお知らせをいただいたので、
さっそく渋谷のクラフトスペース「わ」へ。


名古屋帯にしたときは、確かに布地が厚くて
裏地を薄手の紬地にしたのですが、これなら
両面でも大丈夫そうです。
どれも本当にかわいい!!!どのキモノに
合わせようか、すぐに脳内コーディネートが
始まります。


一緒にできあがったという型染めの団扇も
素敵です。7月8日までとのことでしたが、
注文は普段でも受けてくださるそうなので、
安心してください(笑)


今年の夏は、すでにこんな半巾帯を用意して
しまいました。
例のきせるの浴衣に合わせると、まるで
団菊のようではないですか!←勘違い
この鳥獣戯画の半巾帯も次に狙ってます(笑)

 八咫烏唐桟

wkudoh2006-06-18


なんだか日本中がサムライ・ブルー一色に
染まってます。W杯です。

今日はいよいよクロアチア戦。もう負けられ
ません。この日のために温存していたキモノ
があります(笑)


名づけて、八咫烏唐桟!!


八咫烏神武天皇の東征の際、熊野から大和
への道案内をしたとされる三本足の鴉です。
日本サッカー協会のシンボルでもあり、日本
代表のユニフォームも飾ってます。


芝崎るみさんのデザインで、黒くりりしい
鴉が、サムライ・ブルーを彷彿とさせる館林
唐桟の上に羽ばたいてます。
実は三本足ではないのですが、気分はもう
八咫烏なのです(笑)

さあ、絶対に勝ってね!!