江戸の浴衣@恵比寿
どうです? この迫力の出目金!
江戸時代に盛んだった金魚の観賞方法は
「上から見る」だそうですが、このでっぷり
とした出目金のシルエットには惚れ惚れ!
まさに江戸前です。
これは、デザイナー芝崎るみさんによる手ぬぐい。
江戸好みといえば、染色家、小倉充子さんな
わけですが、芝崎さんの江戸も格好よいのです。
実は今、お二人の江戸前な浴衣や下駄が恵比寿で
見られます。恵比寿で着こなす江戸ゆかた展です。
小倉さんによる、番傘や雀、蝙蝠、髑髏といった
江戸モチーフな鼻緒にじたばた。
芝崎さんによる、サーカス、鉄条網、猫、水玉と
いったロックモチーフな反物にじたばた。
もうたまりません。
実はこの巨大出目金の反物がっ
一時間近く悩んだ挙げ句、今年はあきらめる
ことに・・・(泣)まだ2年前に誂えた浴衣に
袖を通していないことを思い出したのです。
買う前に着ろ、自分!!!
素敵な方にお嫁入りできますよう、祈ってます(笑)
真打ち!「昭和のキモノ」
キモノ本もいろいろなタイプのものが
出そろった感がありますが、実は
意外に穴場?と思っていたのが、
昭和のキモノ本です。
時代が近いからでしょうか。それとも
戦争が影を落としているからでしょうか。
昭和ブームなわりには、昭和のキモノ本
決定版はありませんでした。
そこで、真打ち登場ですよ!
昭和のくらし博物館の小泉和子館長が編者の
「昭和のキモノ」(河出書房新社)。
単なるファッションとしてのキモノではなく
日本がたどってきた昭和の歴史をキモノを
通してふりかえることができます。
良いことも、悪いことも全部ひっくるめて。
茶羽織を考案したというデザイナー、大塚末子
さんや和装下着の変遷なんて、普通のキモノ
本では見られない話題にもそそられます。
昭和のくらし博物館でも昭和のキモノ展が
8月まで開かれてますので、ぜひ併せてどうぞ!
太陽と風の芭蕉布
この間の日曜日の朝。寝ぼけながら
新日曜美術館を見ていたら、壇ふみ
さんが「こんなに芭蕉布を一度に
見られるなんてっ」と珍しく興奮
して話されていました。
しかし、寝ぼけていたのでどこで
展示されているのか覚えてない(笑)
さっそく、KIMONO真楽で問い合わせ
たら、数分後にお答えが!さすが
です。
銀座2丁目の東京銀座画廊・美術館で
「重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布展」が
始まりました。
週末を待ちきれず、仕事の合間に拝見
してきました。
芭蕉布が50点あまり並ぶさまは壮観!
平良敏子さんが考案されたと聞く新しい
文様の大胆な織り。平良さんのお母様の
ものという古い芭蕉布の着物。
中には琉球仕立てのものもあり、滅多に
拝見できない布たちにため息が止まりま
せん。
何十年も経た芭蕉布は、琉球の強い太陽と
風にさらされ、とてもよい風合いになって
いました。
自然とともにある布に、あこがれます。
明日から地下室の古書展!
アンダーグラウンドブックカフェが明日から
始まります。
もう7回目なんですね・・・びっくりです。
日本と世界の蔵書票展も同時開催!
楽しみです。
松尾たいこさんの浴衣
雑誌のイラストや本の装幀の世界が、
そのまま扇子や浴衣に広がります。
イラストレーター、松尾たいこさんの個展。
ポップな犬の浴衣や、花輪の咲き乱れる
浴衣・・・残念ながら、初日でほぼ完売に
なってしまったそうですが、それでも
松尾さんがキモノを作ったら・・・という
妄想がそのまま目の前で現実となって
いるのには感動しました。
来年もあるといいなあ。今度は初日に
行きます!
写真は谷中で歩いているときに見つけた
お花。家の壁を覆うように、咲いてま
した。アジサイの一種だと思うのですが、
ご存じの方がいらしたら教えてください!
白くてハート形の花びらがとてもかわいい
のです。