真打ち!「昭和のキモノ」
キモノ本もいろいろなタイプのものが
出そろった感がありますが、実は
意外に穴場?と思っていたのが、
昭和のキモノ本です。
時代が近いからでしょうか。それとも
戦争が影を落としているからでしょうか。
昭和ブームなわりには、昭和のキモノ本
決定版はありませんでした。
そこで、真打ち登場ですよ!
昭和のくらし博物館の小泉和子館長が編者の
「昭和のキモノ」(河出書房新社)。
単なるファッションとしてのキモノではなく
日本がたどってきた昭和の歴史をキモノを
通してふりかえることができます。
良いことも、悪いことも全部ひっくるめて。
茶羽織を考案したというデザイナー、大塚末子
さんや和装下着の変遷なんて、普通のキモノ
本では見られない話題にもそそられます。
昭和のくらし博物館でも昭和のキモノ展が
8月まで開かれてますので、ぜひ併せてどうぞ!