江戸のお雑煮

wkudoh2005-12-29



お正月で楽しみなのは、お雑煮です(←餅好き)
地方やご家庭によっても違うのがまた面白い。
お雑煮文化を知りたいなあと思っていたところ
見つけたのが、この本でした。文化庁がまとめて
ます(笑)。お国も認める日本文化なのですね。


「お雑煮100選」


イクラと根菜たっぷりの新潟のお雑煮。
丸餅と頭いもが入った味噌仕立ての京都のお雑煮。
奈良の吉野のお雑煮はキナコをまぶしていただくそう!


どれもこれもおいしそうで目移りしますが、気に
なるのはやっぱり、江戸のお雑煮。
調べてみたところ、日本橋の老舗、鰹節商「にんべん」
さんに伝わってました。
レシピによると鰹節で出汁をとった澄まし汁に、角餅や
小松菜が入っているようです。


江戸時代、にんべんさんのお店は堅牢で、度重なる
火災にも残ったそう。江戸っ子の間で
「にんべんの門松は火除けになる」と信じられ、
門松が出るとみんなむしりとって行ったとのこと。
この年末、本店では火除けの祈祷をした松の穂先が
配られてます。そんなところも、日本橋のお正月ら
しい風景です。