嶋原太夫@京都
いちげんさん、お断り。
そう言われると、俄然行ってみたくなります。
12月としては記録的な寒波にも負けず、
京都の輪違屋さんを訪ねてきました!
ここには、嶋原太夫がいます。
昨年のNHK大河ドラマ「新撰組」で出てきた、
あの太夫です。
今ではもう、太夫を置いているのは輪違屋さん
だけ。創業元禄元年(1688年)、300年以上の
歴史がある揚屋と置屋を兼ねた建物です。
近藤勇の書なんてものが惜しげもなくある大きな
座敷に通されました。
ふと電気が消され、座敷は二本の蝋燭だけに。
暗闇に仄かに灯る蝋燭を見ていると、時間の感覚が
なくなります。まるで江戸時代に戻ったかのよう…
ふすまが開き、太夫の登場です。
豪奢な衣装を優雅に引きずり、まずは「かしの式」。
太夫が顔を客に見せると同時に、高い身分の太夫は
客を選んだとのことです。
帯は前で「心」という文字に結ばれ、歩くときは花魁の
「外八文字」に対し、「内八文字」。花魁がカツラなら
太夫は自毛で結髪します。
江戸の花魁とは似て非なる存在です。
太夫は舞もひとさし、舞ってくれました。太夫は足袋を
履かないので裸足です。この寒い中…プロです。
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ところで昨年の新撰組ブーム。数十年ぶりに特別公開
したところ、2万人が訪れたそうです。
いまさらですが、恐るべし、新撰組効果。