中越地震から1年

wkudoh2005-10-23



一年前の今日。私たちは「からころ」創刊号の取材で
新潟県十日町を訪れていました。
職人さんたちの取材を終えたところ、遭遇したのが
あの地震でした。


一回目は走行中のタクシーの中。何が起きたのか
理解できない私たちの目の前で街の灯りが一斉に
消えました。停電。
あわててホテルへ戻ると、建物の中は危険とのことで
荷物も取れず、立ち往生しているところに二度目の
余震。さらに、避難した車中で三度目の震度6


家族とも連絡が取れず、右も左も分からない土地で、
しんしんと冷える一夜を過ごしました。あの不安感は
どう表現してよいか、分かりません。


幸い、無事に東京へ戻れたものの、現地の方々の
被災は今もなお、続いています。
少しでも力になれることはないか、と思っていた
ところ、お声をかけていただき、小千谷の産地復興
イベント「ちょい真面目展」に参加させていただく
ことになりました。


地震当日に取材した十日町の様子を伝える「からころ」
創刊号の売り上げの一部を、今度は小千谷の産地復興の
チャリティーとして募金したいと思います。
他の参加者の方々も、本当にキモノが大好きなステキな
方々です。ぜひこの機会にお出かけください!